2004年03月24日
進化中
まだ風は冷たいけれど、桜の便りがあちらこちらから聞こえてくる。盛りの春まであと一歩。
今年の冬は、洋服ダンスを数回開けただけで過ごした。私は、1度着た洋服は、洋服ダンスの中にしまわずに、部屋の柱や壁に取り付けたフックなどに吊るしておく。気温が下がってくると、洋服ダンスを開けて、それに適した洋服を出す。そして、しまわずに外に吊るす。私は洋服を捨てないので、同じ温度で着る服は数枚ある。若い時は、何度も洋服ダンスを開け閉めして、ファッションを楽しんだ。だんだんおっくうになって、洋服ダンスを開けずに、外に吊るしてあるものの中で、何か着られる洋服はないかと探すようになった。同じ物ばかり着た。
誰に見られたいとも思わないし、好感をもたれたいとも思わない。時と場所を考えた装いをすべきだ、なんていわれているけれど、そんなことは、この冬は考えなかった。歩きやすい靴をただ1足、雨でも雪でも履いた。下駄箱は1度開けただけ。格好を考えなかったので、楽だった。もっと早くからこんな心根になっていたら、人生安らかだったと思う。
数年前までは、人にどう見られるのかとても気になったし、皆に好かれたいと思った。格好良さを求めて、腰を痛めながらもハイヒールを履いた。「相撲取りみたいな歩き方だ」と言われた。相撲取り? 結構じゃないですか。安定があって。生きてきた歴史に合う歩き方しているんです。
春が来たら、またどんな心の変化が起こるだろうか。私はまだ進化中。
今年の冬は、洋服ダンスを数回開けただけで過ごした。私は、1度着た洋服は、洋服ダンスの中にしまわずに、部屋の柱や壁に取り付けたフックなどに吊るしておく。気温が下がってくると、洋服ダンスを開けて、それに適した洋服を出す。そして、しまわずに外に吊るす。私は洋服を捨てないので、同じ温度で着る服は数枚ある。若い時は、何度も洋服ダンスを開け閉めして、ファッションを楽しんだ。だんだんおっくうになって、洋服ダンスを開けずに、外に吊るしてあるものの中で、何か着られる洋服はないかと探すようになった。同じ物ばかり着た。
誰に見られたいとも思わないし、好感をもたれたいとも思わない。時と場所を考えた装いをすべきだ、なんていわれているけれど、そんなことは、この冬は考えなかった。歩きやすい靴をただ1足、雨でも雪でも履いた。下駄箱は1度開けただけ。格好を考えなかったので、楽だった。もっと早くからこんな心根になっていたら、人生安らかだったと思う。
数年前までは、人にどう見られるのかとても気になったし、皆に好かれたいと思った。格好良さを求めて、腰を痛めながらもハイヒールを履いた。「相撲取りみたいな歩き方だ」と言われた。相撲取り? 結構じゃないですか。安定があって。生きてきた歴史に合う歩き方しているんです。
春が来たら、またどんな心の変化が起こるだろうか。私はまだ進化中。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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