2005年11月09日
登山1
ちょっと迷っていることがある。それは、Fさんに鳳翩山登山に誘われていること。爽やかな秋風を頬にうけ、可憐な野の花を愛でながら、美味しい空気を肺に吸い込む。頂上から眺める我が故郷…そんな登山をなんで躊躇しているかというと、私は登山なんてしたことがないからだ。Fさんは、鳳翩山に登るくらいは登山ではない。ハイキングだというけれど。
私も長年山口に住んでいるので一度だけ鳳翩山に登ったことはある。いや、登ろうとしたことはある。けれど、私は途中で挫折した。もう40年前のことなのだ。その時はもちろん若かった。天花方面から出発した。最初の急勾配の上り口を這うようにして登ったが、そこまで。どんなに同好のみんなが励ましたり、荷物を持ってくれても、私の足は動かなかった。運動の大嫌いな私の足には筋肉がなかったのだろうか。登ろうとする意志も薄弱。友人達はあきらめて、私に「すぐ下りてくるからね」と言って登っていった。私は木漏れ日の射す斜面でリュックを枕に寝ていた。本当に眠っていたのではなく、自分のふがいなさに呆れながらも、これから将来絶対登山なんかはしないと決めた。そんな私の少し横を、小学生の一団がにぎやかにしゃべりながら、元気いっぱい登って行ったのを覚えている。
決めたのだから登山はしない…なのにFさんは「今度は吉敷のゆるやかな方面から登るから大丈夫よ」と言う。私も一生に一度の登山もしなくて、頂上を極めなくて死ぬのも心残りなのだが。さて、どうしよう。
私も長年山口に住んでいるので一度だけ鳳翩山に登ったことはある。いや、登ろうとしたことはある。けれど、私は途中で挫折した。もう40年前のことなのだ。その時はもちろん若かった。天花方面から出発した。最初の急勾配の上り口を這うようにして登ったが、そこまで。どんなに同好のみんなが励ましたり、荷物を持ってくれても、私の足は動かなかった。運動の大嫌いな私の足には筋肉がなかったのだろうか。登ろうとする意志も薄弱。友人達はあきらめて、私に「すぐ下りてくるからね」と言って登っていった。私は木漏れ日の射す斜面でリュックを枕に寝ていた。本当に眠っていたのではなく、自分のふがいなさに呆れながらも、これから将来絶対登山なんかはしないと決めた。そんな私の少し横を、小学生の一団がにぎやかにしゃべりながら、元気いっぱい登って行ったのを覚えている。
決めたのだから登山はしない…なのにFさんは「今度は吉敷のゆるやかな方面から登るから大丈夫よ」と言う。私も一生に一度の登山もしなくて、頂上を極めなくて死ぬのも心残りなのだが。さて、どうしよう。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│おんなの目