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2006年04月19日

働く1

 わたしは今月末で59歳となります。なんの不思議もないのだけれど…なんとなく、来年の還暦までに、これまで書いてきた詩を集めてみたい気がしています。詩集を作りたいと思っているのです。
 29歳頃から詩を書き始めて30年。出来はともかく数だけはあります。といっても100編くらいのものです。単純計算で、年に約3編なんですよ。今までにもまとめようか、と考えたことはあるのですが、あまりにも内容に一貫性がなく束ねられない。ゴム風船に空気をいっぱい吹き込み、手を放す。風船はあっちこっちと飛び回る。あれと同じ。方向性も、思想もなにもあったものではない。メチャメチャな作品ばかりなのですが、でも、艶のある紙に黒々と印刷してみたい。きれいな表紙をつけて抱きたい。年齢からくる感傷でしょうか。
 意中の出版社があるのです。そこは男性詩人が一人で開いている会社です。彼が生み出す詩集は、とても読み応えがあります。というのも、彼が出版する意義のあると思う詩集しか作らないからです。まず、彼のお眼鏡をパスしないといけません。
 第一関門は彼の目。次なる関門は、費用です。自分の詩集ですから、自分のお金で作りたい。となれば、私は主婦ですから、家事労働ではお金は手にできません。外で働かなければなりません。それで私はハローワークを訪ねました。
 59歳・高卒・運転免許なし・健康・賞罰なし・資格なし。世間は私をどのように評価するのでしょうか。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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