サンデー山口

　

県立山口博物館では、「近くて懐かしい昭和展」を開催中です。会場に昭和30年代の町並みを復元し、自由に散策していただいています。駄菓子屋・銭湯・ちゃぶ台のある居間などが並び、映画館では当時の映画の予告編を流しています。町並みの一角に、朝は一番鶏と豆腐売り、夕方はヒグラシとカラスなど、ちょっとした音と照明の効果を楽しんでいただける装置も用意しました。
　町並みを抜けると、懐かしい生活用品や家電製品が並んでいます。骨董品なら大切にしまっておくのでしょうが、日常の生活用品は処分してしまいますから、今となっては貴重な資料になりました。歯磨き粉・ジュースの素・学校のノートなどなど、「こんなものが」と思われるかもしれません。
　26日（日）まで開催しています。休館日は20日（月）です。皆さんもぜひ「近くて懐かしい昭和」にタイムスリップしてみてください。

山口県立山口博物館（学芸課）　伊原　慎太郎