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2008年02月01日

稜線

 寒明けは近い。先夜乗り合わせたタクシーの運転手さんが「ことしの冬は雪の日が少なくて助かります。しかし夏に向かって地下水が不足になると困りますが」と心配しながら「でも今夜あたりは降るかも知れない、寒い夜には水炊きがいちばんですね、早く仕事を終えて水炊きで一杯やりたいなー」と話す。
 『食卓に鍋が据えられると囲む人たちの頬がゆるむ。鍋にしかない不思議な効用がそこにある。いま日本の四季には、それぞれの海に登場する旬の魚がある。ひとつ鍋を囲み、みんなで同じものを分かち合う情景には、ことばは無くてもしあわせな絆ができる』
 これは池波正太郎の?弟である自称鍋奉行の佐藤隆介氏のことばである。
 わが運転手さんは水炊き鍋といった。水炊きには湯豆腐やチリ鍋も入るだろうが、一般的には若鶏のぶつ切りが主体である。もともと中国大陸で生まれた料理といわれているが、日本では長崎を経由して博多の街で盛んになり、いまでは家庭料理ともなった。
 仲間と今日一日をふり返って酒のサカナにしながら煮えてきた鶏肉とハクサイ、シュンギク、シメジをポン酢で食べる。
 長州鶏、カワハギ、アンコウなど郷土鍋で余寒をしのぎたい。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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