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2008年03月01日

 2月中旬、冬になって初めて本格的に雪が降った日。積雪は車の屋根の上に5センチ。10時頃から明るい陽射しが射し始めたので、すぐに溶けるだろうと思った。庭の真中辺りには黒い土がもう出ていたからそう思った。しかし、雪は降り続き陽射しは消えて行った。
 用事があってもなくても、私は毎日午後1時には家を出ることにしている。雪が舞っている中を自転車で出て行った。3時まで帰らない。
 近くの友達から借りた漫画本と遠くの友達から贈られた詩集を1冊ずつ持って出た。雪に濡れないようにビニール袋に包んで自転車の前籠に入れてファミリーレストランに行く。約10分。8割雪女状態。レストランでは、ドリンクバー(ドリンク飲み放題)を注文する。ここはとても騒がしい。赤ちゃんは泣く、女子高生は笑う。しかし、家より落ち着く。午前中は家が落ち着く。午後はレストラン。
 漫画は恋愛もので、詩集は闘病記。コーヒーを5杯飲んで2時50分出る。雪が烈しい。信号待ちで空を見上げたら薄青い背景から古い綿のような雪がいっぱいゆるやかに落ちてくる。一つひとつに生物の魂が宿っているようだった。死んでしまった生物たちがもう一度この世を見たいと押すな押すなで降りてきているようだった。帰りは全身雪女状態。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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