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2008年03月28日

稜線

 あてなく歩く 山口の
 山のよろしさ

 小郡の其中庵から湯田は風来居に転居した頃の山頭火の句だ。
 山笑う-という俳句の季語がある。山口の山笑うは盆地を囲む山々から降りてくる。まず鳳翩山が冬枯れ色から薄みどり色に山肌を変えると、双子山、鴻の峯と山笑うがつづき、姫山、象頭山、亀山はサクラ色の風に染まってくる。
 その象頭山にこのほどヤマザクラなど花木90本が山頂広場に植えられた。これは御堀地区の「象頭山再生プロジェクト」の人たち約30名が自主的に行ったもので、旧水源池跡の整備を3年前から実施している。
 今回の植樹にはキンモクセイ、レンギョウ、クチナシ等の四季各々に咲く花木が選ばれた。
 象頭山は大内時代に山口を訪れた明国の使者趙秩による「山口十境詩」があり、その中のひとつ「象峯積雪」として詠まれたほど歴史的にも由緒ある里山である。
 間もなくこの広場に鯉のぼりがお目見得するが秋のイルミネーションと共に市民には馴染み深くなってきた。

 ふるさとはちしやも
 みがうまいふるさと
 にいる    山頭火
 
 山頭火にはふるさとの春の味覚もあった。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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