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店長情報

2008年05月23日

稜線

 昨今農薬汚染疑惑の中国ギョーザ、偽秋田地どり、売れ残り活用の製菓業者、食べ残し料理たらい回しの高級料亭など、営利優先商法が消費者保護基本法を無意味にする状況となり、消費者としては地産地消ということばが身近になってくる。
 山口銘菓「外郎」の原料になる「ワラビ粉」が山口近くで調達できることになったという外郎製作者と、ワラビ粉づくりの現地での打ち合わせに同行する機会を得た。場所は津和野町日原地区で、西中国山地にある集落だった。山口市内から車で約2時間、渓谷沿いの岨道に近い細い道路がつづいた。
 ワラビ粉の製法体験者達は、いずれも高齢者でそのうち2人は後期高齢だが、みんな明るく元気だった。
 案内されたワラビ採取地は山の急斜面で、旧山焼の跡地だが一部は落葉林地帯となっている。
 高齢者から50年前にもなるワラビ根採掘と製粉法を聞いたが、根気強くやる仕事だと思った。
 もともと外郎づくりは中国の明時代に伝来した医食同源の食品である。
 ワラビ粉に限らず、最近は山の幸も、また海の幸といわれた伝統的な日本の味が失われつつある。各地に見る外郎製法のなかワラビ粉使用の山口外郎に期待する。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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