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2008年06月20日

稜線

 山口市史は戦後1955(昭和30)年、71(昭和46)年、82(昭和57)年の3度刊行されているが、今回はこれまでと変わって考古、古代、中世、近世など9部門別に分類編集され、=近世1=だけでも1058ページに及ぶ大冊となっている。
 序文で渡辺市長は、山口は約2万年前の旧石器時代に始まり、平安時代には通貨を鋳造した周防鋳銭司がおかれ、鎌倉時代は徳地を舞台にした重源上人の活躍が、また室町時代には西国一の守護大名大内氏による国際色豊かな大内文化を、毛利氏統治時代では明治維新の激動期を迎えている。その山口の歴史、文化、芸術に及ぶ地域史の研究と学習を深めるため、1929(昭和4)年の市制施行以来はじめての史的文化事業だと述べている。
 事実、今回は防長風土注進案の山口宰判1748(寛延1) 年から1871(明治4)年までと小郡宰判1752(宝暦2)年より1871(明治4)年の詳細記録を軸に、地名、人名、町割が紹介され、幕末から明治初年に至る山口の実情が、鮮明にされた貴重な記録資料となっている。
 山口市は戦災を受けなくて歴史が古文書に生きていると思った。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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