2008年10月03日
若い女
近頃温泉巡りに凝っている。たっぷりのお湯の中で身体を伸ばすのは、気持ちがいい。車の免許のない私は運転歴40年の同じ62歳のTさんと行く。
Tさんが同行できない日、私は一人で近くの温泉に行った。大好きな露天風呂に入った。先客が一人あったので、隅の方に静かに身体を沈めた。昼間の陽の光が、湯の上に黄金の波紋を広げている。手ですくうと湯は金色のまま流れ落ちた。
突然、先客の女性が立ち上がった。私の顔にかかるほど湯が揺れた。思わず目をやると、20代後半か、腰は細くくびれ、豊かな柔らかい膨らみの乳房が見えた。青い空を背景にすくと立った桃色の身体から、幾つもの光の粒が飛び散って美しかった。女は舞台女優のようにくるりと回った。尻が私の目の前にきた。それから、両手を突き上げてゆっくり背伸びをした。若い身体を私に見せつけた…そんな気がした。
お若いの、なかなかやるじゃないの。そちら側から見れば、湯の中でふやけているこの肉体、あわれに思うかもしれないが、これはこれで私には必要なものなのだ。お若いの、その身体が私のようにのんびりとしたものになっても、不都合はない。安心なさい…心の中で、若い女のツンとした背中に話し掛けた。
Tさんが同行できない日、私は一人で近くの温泉に行った。大好きな露天風呂に入った。先客が一人あったので、隅の方に静かに身体を沈めた。昼間の陽の光が、湯の上に黄金の波紋を広げている。手ですくうと湯は金色のまま流れ落ちた。
突然、先客の女性が立ち上がった。私の顔にかかるほど湯が揺れた。思わず目をやると、20代後半か、腰は細くくびれ、豊かな柔らかい膨らみの乳房が見えた。青い空を背景にすくと立った桃色の身体から、幾つもの光の粒が飛び散って美しかった。女は舞台女優のようにくるりと回った。尻が私の目の前にきた。それから、両手を突き上げてゆっくり背伸びをした。若い身体を私に見せつけた…そんな気がした。
お若いの、なかなかやるじゃないの。そちら側から見れば、湯の中でふやけているこの肉体、あわれに思うかもしれないが、これはこれで私には必要なものなのだ。お若いの、その身体が私のようにのんびりとしたものになっても、不都合はない。安心なさい…心の中で、若い女のツンとした背中に話し掛けた。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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