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2009年05月29日

雑草

 我が家の猫の額のような庭にも、この季節ともなれば雑草が生えてくる。抜こうと手をのばすのだけれど、茎は柔らかく花は可憐で可愛く、なかなか抜くことができない。食べてしまいたいほどだ。見とれてしまう。
 ジャリを敷き、石を置き、木などを植え、庭として形を整えているので、そこに、意に反して生えてくるから雑草なのであって、高原や野原に咲けば愛でられる植物だ。その上に寝転べば、皆がそよ風に吹かれて幸せな気分になれる草たちなのだ。
 手近にある卓上辞書には“雑草・自然にはえた、つまらない、いろいろの草”とある。自然に生えたという個所は納得できるけれど、つまらない草というのは心外だ。場所により、つまらない草になる、という解釈はどうだろうか。類語辞典には“雑草・自然に生える様々な種類の草”とある。この方が私の気持ちに近い。ちなみに“雑木・いろいろな種類の木。建築に用いることのできない木”。建築に用いられなくても、花の蜜は昆虫の生きる糧になり、実をつければ山の生きものの餌になる。人間も適材適所で力が発揮できる。雑木の反対語は“銘木”。人間にとって、という言葉が抜けている。
 庭の草の花々を楽しんでいる。草の一生が終わったら土に埋葬しよう。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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