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2009年11月06日

稜線

 前回(10月23日)の続き。
 「国産物より輸入物の方が安い」が今の常識。でもちょっと考えてほしい。遠い国から運ばれてくる魚介類や農産物の方が、近くで採れるものより安いのはおかしな話だ。このカラクリの背景には、世界各国で、物価も違えば産業への規制も違うことがある。
 「日本の物価は高い」とよく言われる。とはいえ、すべてにおいて高ければ問題ない。しかしながら「安い輸入物」「安い海外生産品」が国内品を駆逐するようになり、わが国社会をじわじわと壊してきた。
 物価や賃金などが安い国からの輸入品と、物価も賃金も高い国内品とは、まるで違う社会の中で生まれてきたもの。それらを同じ土俵で勝負させるから、おかしなことになる。少々乱暴だが、まっとうな社会に戻すには「輸入品に対する関税を引き上げる」のか、「デフレ社会&賃金下げ&海外労働者積極受け入れ」かを選択すべきだ。保護主義的な前者なら、輸出産業には打撃だが、海外モノより国内産の方が安くなり、内需産業の賃金体系や雇用は守られる。一方後者なら、賃金は下がるが物価も下がり生活レベルは維持、さらに人口増も期待できる。
 しかしながら、両方の「いいとこ取り」は、今後はあり得ない。(K)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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