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2009年12月25日

稜線

 とある忘年会で今年も牡丹鍋(イノシシ鍋)を仲間たちと囲んだ。
 イノシシは縄文時代から現代まで最も一般的な日本列島山野の大型哺乳類であり、またシカと並んで農作物を食害する害獣である。
 そしてまた古代から食用の陸棲動物としても屈指の狩猟獣であることは、各地の遺跡から多くの骨が発掘されている。
 古くは弓矢でも捕殺されたが、イノシシは山地を通行する経路が一定しているところからワナ仕掛による捕獲も多く、現代でもイノシシ猟では行われている。しかしワナ猟によるイノシシ肉は捕獲後の内臓処理が遅れて獣臭が残ることもある。
 当夜のイノシシ肉は猟銃による牡丹色も鮮やかなもので、イノシシ猟では知られている湯田の中野和人さんが仕止めた。
 鍋を囲んで氏がおもしろい話をした。山口盆地を囲む山で獲れたイノシシはうまい。それは山に椎の実が豊富だからで、イノシシは雑食性だが、とくに椎の実を好むことが内臓処理をしたときわかるという。
 そういえば5、6月頃に鳳翩山麓から鴻ノ峯、仁保山系と盆地一帯の山々は黄金色をしたシイの花群に包まれる。
 害獣駆除と牡丹鍋、県庁の裏山まで山口は自然が息づいている。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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