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店長情報

2010年02月12日

稜線

・雉のカツレツ
・フイッシュソ テー
・ミルクソース
・海老フライ
・オムレツ
○○様 十八日
 これは山口市菜香亭に保存されていた明治時代のフスマから発見された下張りの一部で、同時代の西洋料理のメニューである。
 1860(万延元)年に日米修好通商条約交換で派遣された咸臨丸使節団がサンフランシスコのホテルで供されたメニューの記録がある。
 パン、氷水、ソップ(スープ)、鮭フライ、鶏の丸焼、牛肉煮、カウヒン(コーヒー)で、使節代表は「料理は美を尽し当地にては大馳走なれど日本人には塩気少く油の匂い強かれど空腹にて少々食したり」と記述している。
 近代日本食文化年表によると、1869(明治2)年函館に外国料理茶屋が開店したのをはじめ1867(明治10)年までに横浜開陽亭、東京精養軒が相次いで開店する。当時海軍大臣西郷従道は「海軍士官は世界各国と交流のため洋食を経験すべし」と布令を出す。
 精養軒で修業した斉藤幸兵衛が菜香亭に西洋料理部門を開設したのは長崎自由軒と共に1887(明治20)年(岩波明治西洋料理起源)のことでであった。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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