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2010年09月17日

稜線

 山口市は香山公園内の国宝五重塔の一部分をムササビと思われる小動物による被害から防ぐため、五重塔周辺の繁茂している高い樹木の伐採整備を行った。
 市の文化財保護課によると昨年12月に塔の5層部先端の桧皮葺部の一部に直径約20センチの穴がムササビにより開けられて修理したが、さらに今年の6月には塔頂部相輪の根もと部に直径15センチほどの穴が見つかっている。
 この塔は山口県内にある国指定の文化財のひとつで1952年に国宝に指定されている。
 塔は1339年大阪の堺で戦死した大内義弘を弔うために弟の盛見が建立したもので、1915(大正4)年に解体修理を実施したとき、1444(嘉吉2)年竣工の記録が発見された。
 この塔は室町時代中期におけるすぐれた建造物のひとつであると共に、西の京山口の大内氏隆盛時の文化を物語る遺構としても意義が深い。塔の高さは31・2メートル、桧皮葺で大体大和和様式であるが一部には唐様式の手法が見られ、奈良、京都の古塔と並ぶ名塔といわれている。
 今回剪定された樹木はクスノキ、スギなど塔の後背地に位置する樹木数本で塔の景観は維持される。史都山口のムササビ対策にも期待。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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