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2010年10月01日

稜線

 山口名物料理創出推進会議(商工会議所主管)や山口観光コンベンション協会の共催で、今から510年前の1500年3月5日に西日本を支配していた大内義興が、当時の足利幕府前将軍の足利義稙を招待したときの献立32を、湯田温泉10カ所の旅館料理人によって再現され、先日市菜香亭で一般市民に公開されにぎやかだった。
 食材としては海水魚のタイ、スズキ、サケ、エイ、ハマチなど淡水魚ではコイ、フナ、アユそれに魚の卵にエビ、カニと海草まで使用した料理を記録通りに再現した。
 32献のうちサケの料理もあった。
 中世室町時代には北海道はまだ開発されていない頃で、サケは東日本から西日本まで主として日本海側で漁獲されていた。九州では那珂川や遠賀川にサケ遡上の記録があり、遠賀川上流には住民に祀られた鮭神社まで存在する。
 山口県でもかつて阿武川、粟野川など日本海側にサケ遡上があり、以前阿武川漁業協同組合長、山口県会議員であった横山豊治氏は阿武川ダムが造成され遡上が途絶えたので復活させようと東北にまでサケの稚魚を求め数年努力を重ねたが実現できなかった。しかし室町の味覚は山口の風土に生きていた。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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