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2011年07月08日

稜線

 「国体に間に合ってよかった。歴史と文化の山口を識って欲しい」と渡辺市長が語るように龍福寺周辺の大内遺跡復元整備で、池泉庭園を8月22日から開園し、今秋開催の山口国体では来山者の見学に期待できる。
 この地域は中世に西日本一帯を支配した大内氏の居館跡で政治経済の中心であった。
 大内氏滅亡後の1557(弘治3)年には大内義隆の菩提寺として龍福寺が毛利氏により復元されている。
 これまでの発掘調査で南東部に池泉庭園が北西隅に枯山水庭園が明らかになり広域な庭園規模が示されてきた。
 大内政弘の時代には連歌師の宗祇が京都から訪れて「池は海 こずゑは夏の み山かな」の句を詠み壮大な池のある庭園美を賛えている。
 大内氏館跡の遺跡公園化を目指す山口市は池の周辺も時代考証した植栽をして池泉庭園としての景観を維持するという。
 整備された池に接している重要文化財「龍福寺本堂」は、文化庁によって保存改修事業が行われ檜皮ぶきに改修されて大内氏時代の景観が復元し池泉庭園からも眺められるようになった。
 大内氏時代以後数度にわたる戦乱で荒廃した山口の西の京時代を偲ぶ遺跡復活である。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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