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2011年10月19日

誤植

 「誤植」とは、活字の組違い。誤植にも二通りある、と私は思っています。一つはわかる誤植。一番多い。だがこれはあまり問題ない。間違っていることがわかるのだから読み手が直せばいい。例えば―形だけ事実をなぞってもそれはそよそよしい解説であり―はっきり誤植がわかるでしょ。そうです、そよそよしい、ではなく、よそよそしい。間違ってますね。―きらめく失敗こそ見た意と思う―意は、ひらがなのいですね。
 わからない誤植とは、「てにをは」等の助詞の誤植。「助詞」とは、ある言葉について、その言葉と他の言葉の関係をしめしたり、限定、接続、感動等の意味をあらわしたりするもの。関係をしめし、限定するのだから、ここが間違うと文意が違ってくる。読み手にはわからないことが多い。そうなのか、この作者はこういうふうに思うのか、と読んでしまう。これはいけない。作家M氏から、彼女の本にその誤植があり全部刷り替えた、と直接聞いたことがある。幾つもの校正の目をすり抜けるのである。 
 私にはとうていみつけられない助詞等の誤植は、詩集や哲学書、科学書、経済の本、それから…なんと沢山あることか。知識不足で誤植がわからない。誤植の文章に感動なんかして。まあ、それもいいかな。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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