サンデー山口

　０→コロンビア盆地のピグミーウサギ（２００８年絶滅。原因＝生息地が農地に変えられたため消失）。
　最後に残ったピグミーウサギの黒い目は潤んで、どこも見ていない。
　７５以下→ハイビスカス・クレイ（ハワイ諸島のカウアイ島にのみ成育する。人間の持ち込んだ家畜の牛により生育地の破壊）。１５５以下→キューバカナダヅル。１９４以下→ソルトクリークハンミョウ。１９５以下→オセロット。およそ３００→マウントグレアムアカリス。およそ２万４０００→ブロウアウト・ペンステモン。等々
　回復した種。４１２８→ハイイロオオカミ。およそ２万→ハクトウワシ（１９７２年に殺虫剤ＤＤＴの使用が禁止され回復。ＤＤＴは魚の体内に濃縮するが、その魚を鳥が食べると、卵の殻が薄くなって繁殖能力が低下する。ＤＤＴ禁止後、複数の鳥類が絶滅の危機を脱した）。
　私達にできること。著者はこう示している。?地球上でなにが起こっているかきちんと意識する?自分の生活がこの地球にどれだけの負荷を与えているか自覚する?何かを買う時は、その製品に対して、原料・製造方法、輸送手段等に賛成の意思を表明していることを自覚する。
　怖くてピグミーウサギの目が正視できない。赤いハイビスカスが枯れる。