サンデー山口

　

当館は1912（明45）年4月8日、山口県教育会附設の防長教育博物館として開館。17（大6）年、県に移管されて山口県立教育博物館に、戦後の改変を経て50（昭25）年に山口県立山口博物館となり、今年で100周年を迎えます。
　100年にわたり展示はもちろん、様々な教育活動を実施してきました。今年は5月21日に太陽の9割が欠ける大きな部分日食があり、当館でも日食を見る会を開催します。このような天体の観測会を古くから実施、36（昭11）年3月18日の日食の際も、実施した記録が残っています。41（昭16）年9月には、博物館前庭に天体観測室を設置して望遠鏡を据え付け、日食の観測を行いました。当時このような公開の観測会を実施していたのは、東京科学博物館（現国立科学博物館）や岡山県の倉敷天文台と当館など、全国でも数えるほどしかありません。
　100年を迎える県立山口博物館。これからもどうぞご利用ください。
県立山口博物館　学芸課 　伊原　慎太郎