サンデー山口

　私は、賢い人が好き。沈着冷静な賢い人が好き。
　“おんなの目”にも賢いことを書きたい…しかし、私は賢くない。ご存知ですよね。
　私の好きな賢い人は、こうである。
『智は禍を免るるを貴ぶ』（知恵の貴さは禍を免れるという点にある。災禍を回避できる知恵こそすばらしい）。
　そうなんです。知恵を持ってふりかかる人生の難事をうまく回避しながら、解決していく人。めげない人。よく考える人です。賢い人の傍らにいると、私も賢くなった気がしてきます。明日が素晴らしい日だと信じられます。
　「人、中年に至れば万事休す（人は中年になったら、もう何とも施すすべがない。志を失い、いじける気持ちになりがちだ）というじゃない。私も万事休す」と言えば、賢い友人はこう答える。
　「生姜は古いのが辛い（生姜は古くてひねたのが辛い。若い人より、年老いた者のほうが人生の経験が豊かなので、物事の処理も巧妙にできる）というではないか、まだ、まだ、がんばれ」
　そうか、希望が見えてきた。生姜を買う時は、古い萎びた、ひねたものを求めればいい、風味がなくてもいい。そんなものは一瞬のもの。
　又、又、賢くない文章になってしまいました！　ごめんなさい。