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2013年06月21日

私をどこかへ連れてって

 私の六畳の部屋は汚い。扇風機とストーブが並んでいるし、ベッドの上には、丸めた布団があり、Tシャツが乗っている。雑誌が散乱し、床には、底にコーヒーの飲み残しがあるカップが転がっている…。きれいな部屋に住みたい。ホテルがいいなあー 窓ガラスがピカピカのホテルがいいなぁー。
“まだ見ぬホテルへ”(稲葉なおと著)を読んだ。著者が実際に泊まった31のホテルの話だ。人情の厚いホテル、景観の良いホテル、歴史のあるホテルなど様々の話がつまっている。
 中で私が住みたいと思ったのはモロッコの、“ラ・マムーニア”ホテル。
―テラスから眺めれば(略)遥か彼方には、雪をいただいたアトラスの山が、銀色の肌を煌めかせながら脈々と連なる―
 ああ、いいなぁ! 部屋にあるのは、私のスーツケースだけ。整理整頓完璧。私は山々を見て過ごす。
 解説を読むと、このホテルは、ヒッチコックの映画“知りすぎていた男”の中で主人公が宿泊していたホテルだそうだ。さあ、“知りすぎていた男”のビデオを借りてきて観てみよう。私の汚い部屋から、魅惑のモロッコへ。ラ・マムーニアに連れて行かれ、それから、それから、ヒッチコックは私をどこに連れて行ってくれるのかしら? どこでも行くわ。連れてって!


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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