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2013年07月26日

稜線

 バブル経済華やかしきころ、節税目的など、金に糸目を付けない企業メセナが盛んに行われていた。メセナとは、企業が主として資金を提供して、文化・芸術活動を支援することをいう。そして、バブル崩壊後の「失われた20年」を経て、今は“本物”のメセナ活動だけが存続しているように思える。
 「山口メセナ倶楽部」(中野勉会長、TEL083-925-2300)は、山口市における芸術文化活動を、山口市の人たちで支えていこうと、94(平6)年に設立された。「山口地区の会員企業、市民が毎月1万円ずつ拠出し、地域の芸術・文化活動を支援する」というのが組織の概要だ。会員には、「企業規模が小さくて1社ではメセナ活動に取り組めなくとも、可能な範囲で地域文化振興の応援をしたい」と考える中小企業らが名を連ねている。
 ただ、グローバル化や少子高齢化の進展など、市内中小企業を取り巻く環境は、年々厳しさを増している。同倶楽部の会員企業も、年を追うごとに減少し続けており、70社近くあったのが今は25社ほどになった。
 市内に残る“本物”のメセナ活動は、来年で20周年を迎える。そのともしびを絶やさないためにも、法人個人問わず、会員の輪がもっと広がらないものだろうか。(K)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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