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2014年04月04日

稜線

 3月末から4月にかけて、徳地や徳佐の山並では雑木林にコブシの白い花が目立つようになる。
 コブシの梢は赤ん坊のにぎりこぶしのように、ふくらんだ蕾がひらき6弁の花びらを見せる。
 県北では苗代づくりの頃に咲きはじめ、春のさらに遅い東北地方では、田打ざくら、田植ざくらなどと呼び農耕の目やすにされ、佐渡ではコブシの花が咲くとイワシが漁れるともいう。
 花の歳時記に=山林中にある落葉喬木で樹高は10メートルぐらい、葉は倒卵形にて先端は尖る。4月ごろ葉に先立って白色の大花を開き、花後の果実は長円形となる。早春の満開時は枯枝に雪が積ったように見える=とあるように、まだうすら寒さの残る落葉樹林帯の中では真っ先に咲いて春をつげるので、きびしい冬がすぎてゆく季節感もよみがえってくる。
 作家の中野孝次は「どこへ行っても春先にまず目がとどくのはコブシである。あの白といっても少しさびしいような純白の底部に、かすかな紅をにじませた花びら、白木蓮ほど大きくもない楚々たる花の恰好、これは街中に置くべき花ではない、深山のだれも見ないところで、ひっそりと咲く花なのだ」と随想“百人一樹”に寄せている。いま頃県北の山肌に咲く。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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