2014年09月10日
湧き上がるもの
私は、財布の中に中村哲氏の写真を入れて持ち歩いている。雑誌の切り抜きで、皺になっているが、彼の目の鋭さは健在だ。時々出して彼の目をじっと見なければ、私は腑抜けになる。
一度、中村氏の講演を聞き彼を間近に見た。彼の目は意志力に溢れていた。私は今まで彼以上の鋭い目に会った事はない。(中村氏は、医師でアフガニスタンを支援するNGOペシャワール会現地代表。難民診療や農業用水路建設などに取り組んでいる)
ペシャワール会の会報が送られてきた。(私は、ペシャワール会の末端の会員)。1頁目にこうある。
“滅びは「文明の無知と貪欲と傲慢」による・30年で世界は激変”
―私たちは自然さえ化学技術で制御でき、不老不死が夢でなく、カネさえあれば豊かになれ、武力を持てば安全とする錯覚の中で暮らしています。そして世の中は、自然から無限大に搾取できるという前提で動いています。疑いなく、ひとつの時代が終わりました。カネと暴力が支配する世界は、自滅への道を歩んでいるように思えます。―
私は、居ずまいを正して読む。騒がしく姦しい情報の中に身を置いていると、その渦の中に巻き込まれて、根拠のない不安に襲われる。うろたえる。落ち着かねばならない。
中村氏の目をじっと見る。
一度、中村氏の講演を聞き彼を間近に見た。彼の目は意志力に溢れていた。私は今まで彼以上の鋭い目に会った事はない。(中村氏は、医師でアフガニスタンを支援するNGOペシャワール会現地代表。難民診療や農業用水路建設などに取り組んでいる)
ペシャワール会の会報が送られてきた。(私は、ペシャワール会の末端の会員)。1頁目にこうある。
“滅びは「文明の無知と貪欲と傲慢」による・30年で世界は激変”
―私たちは自然さえ化学技術で制御でき、不老不死が夢でなく、カネさえあれば豊かになれ、武力を持てば安全とする錯覚の中で暮らしています。そして世の中は、自然から無限大に搾取できるという前提で動いています。疑いなく、ひとつの時代が終わりました。カネと暴力が支配する世界は、自滅への道を歩んでいるように思えます。―
私は、居ずまいを正して読む。騒がしく姦しい情報の中に身を置いていると、その渦の中に巻き込まれて、根拠のない不安に襲われる。うろたえる。落ち着かねばならない。
中村氏の目をじっと見る。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│おんなの目