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2015年02月13日

稜線

 海にめぐまれた山口県で、春の訪れを味覚で知るひとつに新ワカメがある。
 特牛から角島に及ぶ海域一帯は、鳴門と共に古くから良質のワカメが採れるので名高い。
 記録によると1882(明治15)年の日本水産会報に次の如き記事がある。
長門(山口)2月~5月
肥後(熊本)2月~4月
出羽(秋田)4月~6月
佐渡(新潟)12月~4月
紀伊(和歌山)12月~2月が主産海域で、北海道の一部を除く日本近海の特産で一般的には花曇りの季節が最盛期となり、麦の穂が出揃う頃までとなっている。
 ワカメは日本列島海域の特産海藻で太平洋側のものは葉肉が厚く、日本海側は薄いとされており好みによる。
 めかぶとろろ(青森・岩手)、ねかぶ汁(愛知)、めのはめし(島根)など各海域自慢のワカメ料理があるが、山口県のワカメむすびは古くから人気が高い。
 下関の住吉神社の門司の和希利神社では、毎年旧正月(2月)に海峡のワカメを刈る祭りが行われる。鳴門海峡のワカメは厚くて太いが、山口北浦のワカメは薄くてやわらかい。
 ワカメは産地の潮流によって外形はかなり変わり三陸沖では長い。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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