2015年04月01日
おもてなし
鹿児島県伊佐市に出かけ
た。伊佐市は、海音寺潮五郎の出身地。会が始まるまで時間があったので、まずは、ゆっくりコーヒーを飲もう、と山小屋風の喫茶店に入った。客は男性客が2人。
中年の丸顔の女性が笑顔いっぱいで「お客さん、ご注文は?」。「コーヒーを下さい」。良い香りのコーヒーが運ばれてきた。「お客さん、どちらから?」「山口市からです」「あら、私の親戚は小郡にいるのよ。ごゆっくり」。
私はぼんやりと窓の外を眺めていた。目の前に皿が差し出された。あら? 「これ、食べるインシュリン。キク芋の天ぷらよ。サービス、食べて食べて」。皿には三つ天ぷらがのっている。「有難うございます」。味は里芋とよく似ていた。又、皿が横に置かれた。「これ、我が家の畑の蜜柑よ」。きちんと剥いてある。「有難うございます」。又、皿が置かれた。小魚の佃煮。又、皿…ビスケット。私は、有難うございますを繰り返しながら食べた。美味しかった。ポンとカップが差し出された。「伊佐市は焼酎の産地。芋焼酎はビタミンCが豊富で、老化予防にいいのよ。飲んで」「有難うございます」。ちびりちびり飲んだ。全部飲んだ。美味である。「お客さん、今日はどちらに行かれるの?」。私はいい気分。私は、何処へ行くのだったっけ。伊佐市のおもてなしは最高でした。
た。伊佐市は、海音寺潮五郎の出身地。会が始まるまで時間があったので、まずは、ゆっくりコーヒーを飲もう、と山小屋風の喫茶店に入った。客は男性客が2人。
中年の丸顔の女性が笑顔いっぱいで「お客さん、ご注文は?」。「コーヒーを下さい」。良い香りのコーヒーが運ばれてきた。「お客さん、どちらから?」「山口市からです」「あら、私の親戚は小郡にいるのよ。ごゆっくり」。
私はぼんやりと窓の外を眺めていた。目の前に皿が差し出された。あら? 「これ、食べるインシュリン。キク芋の天ぷらよ。サービス、食べて食べて」。皿には三つ天ぷらがのっている。「有難うございます」。味は里芋とよく似ていた。又、皿が横に置かれた。「これ、我が家の畑の蜜柑よ」。きちんと剥いてある。「有難うございます」。又、皿が置かれた。小魚の佃煮。又、皿…ビスケット。私は、有難うございますを繰り返しながら食べた。美味しかった。ポンとカップが差し出された。「伊佐市は焼酎の産地。芋焼酎はビタミンCが豊富で、老化予防にいいのよ。飲んで」「有難うございます」。ちびりちびり飲んだ。全部飲んだ。美味である。「お客さん、今日はどちらに行かれるの?」。私はいい気分。私は、何処へ行くのだったっけ。伊佐市のおもてなしは最高でした。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│おんなの目