2015年12月02日
猫に出会って
Aという写真家の旅の写真集を数頁めくったら、仔猫が2匹寄り添って寝ていた。1匹は、濃いこげ茶色の縞柄で、もう1匹は、明るい茶色をしていた。
写真の濃いこげ茶の猫はミーで、明るい茶色の猫はスーだ。ミーもスーも我が家で12年生きて、7年前に相次いで死んだ猫達だ。なぜそこに?
君達は、極楽浄土で暢気に遊び暮らしていると思っていたのに、写真集の中で会えるなんて、びっくりだね。ところで、そこはどこ?“モロッコのサハラ砂漠のほとりの小さなロッジにて”と写真の下に記してあった。
モロッコ! 私の憧れの地、北アフリカのモロッコ。サハラ砂漠! 一度は砂漠を百メートルくらいでいいから足を砂に埋もれさせながら歩きたい。 隣にいる男は飼い主かい? へぇー、ミーよ、スーよ。私の所に生まれかわらずにその男を選んだのかい。目の鋭い意思的な顔をした男だね。私より優しいの? ベルベル人なの? 君達は、気持ちよさそうな絨毯に寝ているから可愛がられ大切にされているんだろうね。
しかし、私が君達にどれだけ尽くしたか、忘れたわけではあるまい。鯛もメバルも食べたではないか。私の胸の中で眠ったではないか。
その男に飽きたら、よくお礼を言って私の所に帰っておいで。まだまだ、元気でいるからね。
写真の濃いこげ茶の猫はミーで、明るい茶色の猫はスーだ。ミーもスーも我が家で12年生きて、7年前に相次いで死んだ猫達だ。なぜそこに?
君達は、極楽浄土で暢気に遊び暮らしていると思っていたのに、写真集の中で会えるなんて、びっくりだね。ところで、そこはどこ?“モロッコのサハラ砂漠のほとりの小さなロッジにて”と写真の下に記してあった。
モロッコ! 私の憧れの地、北アフリカのモロッコ。サハラ砂漠! 一度は砂漠を百メートルくらいでいいから足を砂に埋もれさせながら歩きたい。 隣にいる男は飼い主かい? へぇー、ミーよ、スーよ。私の所に生まれかわらずにその男を選んだのかい。目の鋭い意思的な顔をした男だね。私より優しいの? ベルベル人なの? 君達は、気持ちよさそうな絨毯に寝ているから可愛がられ大切にされているんだろうね。
しかし、私が君達にどれだけ尽くしたか、忘れたわけではあるまい。鯛もメバルも食べたではないか。私の胸の中で眠ったではないか。
その男に飽きたら、よくお礼を言って私の所に帰っておいで。まだまだ、元気でいるからね。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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