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2016年02月17日

「またね」2

 友人が、食事の方に気を惹かれ私となんの未練もなく別れていったので、私はホッとした。彼女が別れを悲しむかと心配していたのだ。電話での会話には切迫感があったのに。もしや、ホームで虐待されているのではないか…そんなことも考えていた。ホームの門を出る時、私の方が後ろ髪を引かれしばらく門に寄りかかっていた。
 ホームを出ると、私は東京都美術館で「ボッティチェリ展」を観た。彼は1444年生まれ1510年没の人。同時代の他の画家の作品も並んでいた。男の子が「なぜ女の人は皆同じ顔をしているの?」と母親に聞いていた。重厚で立派な絵だけれど何故か寄り添えない。ボッティチェリは遠い。
 もう一つ観たいものがある。損保ジャパン日本興亜美術館の「絵画のゆくえ2016」。公募コンクールFACEで受賞した2013年から2015年まで3年間のグランプリ等の受賞作家12名の新作80点が展示されている。ボッティチェリから約500年の時の隔たりがある。
 作風も材料も様々。描かれた女性も普通の女性。線が無数に交差する絵の前に長く立っていた。わからない絵だけれど好き。帰路の新幹線の中でもずっと考え続けていた。あの絵はなんだ? 
 東京は遠いけれど、友達は心の中にずっと居る。またね。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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