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2016年03月30日

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 庭の小さな池の水をさらえていたら冬眠中の亀がいた。クサガメ。
 亀だ、亀だ、とつぶやいていたら、カメ、カメ、カミとなってきた。亀は神ではないか! 恐れ多くなって、亀に手を合わせ穴を掘って彼をもう一度寝かせてやった。自分が掘り起こしていながら、亀の眠りを覚ましていながら、昔昔の御伽噺のように、いたずら少年から亀を助けた漁師の気持ちになっていた。釣竿をかついだ若き漁師。
 うん? ならば亀に私も恩返しをしてもらえる? 龍宮城に行ける。なんたる幸運。玉手箱も貰える。煙を吸ってお婆さんになってもいいや。もうお婆さんだもの。本当は、亀は人間を運んで龍宮の魚達に供しているのかも。おお、怖いこと、怖いこと。
 浦島太郎は、実在の人物らしい。日本海若狭湾、丹後半島にいた豪族の祖先で名前は、浦嶋子。子は男性の尊称。浦嶋神社(京都府伊根町)の資料館には玉手箱がある。
 浦嶋子は亀に乗ってどこに行ったか? 海の向こうの遠い国? やっぱり海底? 海の彼方や海の底は私達には見えない。見えない所には夢がある。絵にも描けない楽しい世界がある、と思うのは自然なこと。亀は神だから、夢を叶えてくれる。
 池の底のクサガメよ。冬眠から覚めたら私を龍宮に連れてってね。乗れるように減量しておくからね。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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