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2016年07月01日

稜線

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 今から35年前、1981(昭和56)年7月3日付本紙に、当時山口大経済学部4年生のHさんによる投書が掲載された。山口市で生まれ育った彼は、地元就職を希望するが、20年後のこの町を思うと「山口に背を向けざるを得ない」 という。
 「(県立)図書館で勉強し、サビエルの鐘が(午後)5時を告げるその一瞬、窓の外を見ると、アリが地面にはい出るように、あちこちの庁舎から人々が現れてきます。ため息をついて目を遠くに向けると、美しく整備された道路は帰宅の途につく人々の車で、はやいっぱい。なんと多くの人が税金にまとわりついて生きているのだろう。山口の町は、公務員にとっては楽園かもしれないが、その楽園に住む人たちの思考からは、楽園を支える立場の人たちの存在が欠落している」と指摘。そして「このような状況が今後も続くのなら、二十余年間わたしを育ててくれたこの町に背を向け、出て行く」と宣言。その理由として「この町で長く生活すれば、自分まで建設的な思考を失い、正邪の区別すらつかなくなることが恐ろしい」とした。
 35年後の今、お元気ならHさんは57歳前後だ。その後、どこでどんな人生を過ごされ、今の山口市を見たら、どのようなことを思われるだろうか。(K)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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