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2017年04月26日

昔の人も

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 私は悪筆。それに字が大きい。小さい字を書くことができない。書いていると捩じれる。まっすぐに書けない。特に真っ白の官製葉書は苦手。私が書くと六行しか書けない。丁寧に書かなければならない時は葉書に罫線を引いて書く。それでもそれからはみ出す…。
 『漢字の社会史』(阿辻哲次著)を読んでいたら、私が、大喜びをした次のようなことが書いてあった。
“写本(巻子本。古代中国の紙は縦が二十三センチ前後あり、横幅はだいたい四十六センチ。ごく普通の巻子本では紙二十~三十枚くらいを継ぎ合わせて一巻とした)には、表面に幅二~三センチほどの間隔で罫線が引かれていることがよくある。罫線の歴史は古く、それまで幅の狭い木簡や竹簡に文字を書いていた者が、いきなり広い平面をもつ紙の上に字を書くのはなかなか難しい。それでまず、従来から書きなれている木簡の書式を、あらかじめ紙の上に作り出したのだ”
 罫線は木簡の幅なんだ。昔の人も、広い平面の上に字を書くのは難しいんだ。葉書が広い平面か? 私には広いんです。
 こう続く。“人間という動物は長い時間が経過しても実はあまり進歩していないのかもしれない”
 古代の人が身近に感じられ、オジサン、罫線て便利だよね。なんて話しかけたくなってくるではないか。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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