サンデー山口

▲次回展覧会ポスター

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　スタジオ・ジブリ展は今月18日に終了した。
　それほど広くない空間に、迷路のように壁を立てて展示した作品数は、なんと1400点。1点につき10秒ずつ見ていっても4時間かかる計算になる。会場を歩きながら「ここどこ？」と思うようなこともあったのではないか。
　来館者は11万人を超え、土日には入場制限も行った。ジブリの人気の高さに改めて驚いた。初めて山口県立美術館に来られた方も多かったかと思う。ミュージアム・ショップも、あまり広くない場所に所狭しとグッズを並べたため、混雑が続いた。
　現在、美術館は閉館中である。7月8日から始まる「ランス美術館展」の準備を進めている。17世紀から20世紀までの、ミレー、クールベ、ピサロ、ゴーギャンの作品も含むフランス絵画の流れが紹介される。レオナール・フジタの作品もまとまって紹介されるので、こちらも見ごたえ十分である。お楽しみに。
山口県立美術館副館長　斎藤　郁夫