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2018年09月05日

ハリガネムシ

ハリガネムシ
▲水辺にきて腹からハリガネムシが出るハラビロカマキリ

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 写真は、ハラビロカマキリの腹からハリガネムシが出てきて、流れの緩い小川の中に入ろうとしているところです。ハリガネムシは、類線形動物の仲間で寄生虫の一種です。なぜこんな生き物が多くのカマキリの中にいるのか? これには驚くような流れがあります。
 ハリガネムシは、水の中でオスとメスが出会い、交尾し卵を産みます。ふ化した幼生は、水生昆虫であるカゲロウなどの幼虫などに食べられますが、その体内では腸の壁にとりつき、成長せず袋に包まれます。カゲロウは成虫となり飛んで草むらなどにいた時に、カマキリに食べられます。カマキリの体内に入り、ハリガネムシの幼生が成長を始めます。幼生は、カマキリの体内の体液が流れる組織の中で成長し、成体になるとお腹を破り出てくるのです。ハリガネムシの成体は水中生活をするため、カマキリを水辺に誘導するメカニズムをつくり出しているようです。
 生き物の世界は不思議に満ちています。
山口県立山口博物館 動物担当 田中 浩


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おもしろ小箱
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