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2000年01月01日

No.44「アンナの赤いオーバー」

No.44「アンナの赤いオーバー」

評論社
文:ハリエット・ジィーフェルト
絵:アニタ・ローベル
訳:松川 真弓
 「戦争がおわったら、あたらしいオーバーを買ってあげようね」-去年の冬、丈の短くなったオーバーを見てお母さんはアンナにこう約束しましたが、戦火は鎮まったものの、町にはオーバーどころか食べ物も十分にありません。それでも何とかしてオーバーを作ってやりたいと思ったお母さんは、お百姓さんに、羊の毛と金時計を取り替えてほしい、と頼みます。春まで待ってようやく麻袋いっぱいの羊毛が手に入りました。次に二人は糸紡ぎのおばあさんの所へ行き、ランプと引き替えに羊毛を紡いでもらいます。さくらんぼが熟す頃、羊毛は毛糸に紡ぎあげられました。
 森でつんだコケモモで真っ赤に染めた糸は、機屋さんがネックレスと引き替えに布地に織り上げ、最後に仕立てやさんが、金ボタンの六つついた素敵なオーバーに仕上げてくれました。お母さんはお礼にティーポットを渡します。
 そしてクリスマス。アンナはオーバーを作ってくれた人たちを招待し、パーティーを開きました。
 あたたかい思いのたっぷり織り込まれた赤いオーバーは寒さがどんなに厳しい日もアンナをしっかり包んでくれたことでしょう。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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