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2000年01月01日

No.54「月のしかえし」

No.54「月のしかえし」

徳間書店
文:ジョーン・エイキン
絵:アラン・リー
訳:猪熊葉子
 餅をつくうさぎ、水を運ぶ人、本を読むおばあさん…昔から人々は月の表面の模様を見て様々なものの姿を連想し、別世界への憧れを広げてきました。
 イギリスのファンタジー作家の中でも異彩を放つエイキンは、馬車職人の息子セッピーが「国一番のヴァイオリン弾きになりたい」と願をかけ月に向かって投げた七つの靴の跡がついたのだ、としています。願いは聞きとげられたものの、月の怒りをかったセッピーの周辺では次々に災難が起こります。しかしセッピーがヴァイオリンを弾きはじめると、気性の激しいマスチフ犬はおとなしくなり、止まった時計は動き出し、村人をひとのみしようと襲いかかってきた怪物までも、音楽に合わせて陽気に踊りはじめます。夜通し踊った怪物は、日の光をあびて小さくなり、とうとう消えてしまいました。
 幻想的な絵と、西洋の伝承をちりばめたおはなしの向こうからヴァイオリンの妙なる調べが聞こえてきそうです。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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