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2000年01月01日

No.55「赤い目のドラゴン」

No.55「赤い目のドラゴン」

岩波書店
文:リンドグレーン
絵:ヴィークランド
訳:ヤンソン由実子
 四月のある朝、姉弟の家の豚小屋に赤い目をした小さなドラゴンがやってきました。二人は、食いしん坊で気の強い、それでいて甘えん坊のドラゴンが大好きになります。ドラゴンの好物は使い残しのろうそくやひも。おなかいっぱいになると、満足気にしっぽを左右に振るのです。ドラゴンは子ブタと一緒にぐんぐん大きくなっていきました。
 ところが、夕焼けの特別美しいある秋の日、ドラゴンは目に涙をため、冷たい鼻をすり寄せて姉弟に別れのあいさつをすると、夕日に向かって高く高く飛んでいってしまいました。澄んだきれいな声で歌いながら。
 この作品の著者は『長くつ下のピッピ』で有名なリンドグレーンです。彼女は自分の子どもの頃を「わたしたちは遊んで遊んで遊びました。遊び死にしなかったことが不思議なくらいでした」と語り、その豊かな体験は作品の中にちりばめられています。この作品もリンドグレーンの少女時代と重なります。(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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