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2000年01月01日

No.65 「リベックじいさんのなしの木」

No.65 「リベックじいさんのなしの木」

岩波書店
文:テオドール・フォンターネ
絵:ナニー・ホグロギアン
訳:藤本朝巳
 これは、ドイツのハーフェルラントに伝わる民話をもとに作られた作品です。
 リベックじいさんの梨の木は、毎年秋に金色の実をたわわに実らせます。その実を村の子どもたちに分けてあげるのがおじいさんの楽しみの一つでした。やがて、天国に召
される日がきたおじいさんは「なしを ひとつ はかに うめてくれまいか」と言いのこします。
 おじいさんの息子ときたらけちん坊。木を柵で囲い、梨の実を取られまいと目を光らせていました。けれどおじいさんは、そんなことはお見通し。しばらくするとお墓のそ
ばに梨の芽が出て、立派な若木に育っていきました。秋には実がなり、やさしい声が聞こえてくるのです。「なしをひとつ いかがかな」
 リベックじいさんのやさしさと、代々伝えられてきたおはなしの素朴な味わいが、あたたかみのある版画から伝わってきます。今年もリベックじいさんの梨の実は金色に熟している頃でしょう。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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