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2000年01月01日

No.98「和菓子のほん」

No.98「和菓子のほん」

福音館書店
文:中山 圭子
絵:阿部 真由美 
 あじさいの美しい季節になりました。この花に見立てて作られた和菓子があります。あん玉のまわりに青い小さな賽の目状の寒天をちりばめたもので、緑の葉の上にのせると寒天のつややかさが映え、雨にぬれるあじさいの趣を伝えます。
 著者の中山さんは高校生の時このお菓子に出会い、以来和菓子に興味をもち研究を続けておられます。
 和菓子は日本の四季を色や形でたくみに表現しています。桜ひとつとってみても、つぼみの様から桜吹雪まで、さまざまな意匠で作られています。材料によもぎ、山椒、柚子などを取り入れ、香りで季節を味わうものもあります。また老舗の和菓子屋さんには代々伝えられた絵図帳があり、300年以上作り続けられている和菓子もあるそうです。
 人々の暮らしぶりや生活環境は変わっても、自然の中に美を感じ、それを五感で味わう楽しみは今も昔も変わりません。小さな和菓子から日本文化の奥ゆきの深さを感じることができる一冊です。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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