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2000年01月01日

No.2 「おっぱい」

No.2 「おっぱい」

鈴木出版
作・絵:みやにし たつや

 特に理由があったわけではないが、私は二人の娘に対して母乳育児と布おむつにこだわりを持ち続けてきた。どこへ行くにも布おむつを携えていたし、母乳に関しては二人共、2歳を過ぎて卒業した。「母乳は1歳まで」という育児書の言葉が気にならなかったわけではないが、安心しきっておっぱいにしがみついてくる子どもの表情を見ていると、無理に引き離す気になれなかった。子どもだけでなく私にとってもおっぱいを含ませる時間は、精神安定剤の役目を果たしていたように思う。
 この『おっぱい』という絵本を見ると、今でもあの頃のやわらかな感触を思い出す。かなうことならもう一度、無心にしがみついていた子どもの表情を見たいのだが…。
 先日、下の娘の通う幼稚園でこの本を読んだ。後で娘が言うことに、「おかあさんがおっぱいの本を読んだからはずかしかったよ」│思いもかけない反応だった。ついこの間まであんなにほしがって寄ってきていたのに。子どもの成長は親が思う以上に早い。そういえば、上の娘も胸元に丸味を帯びる年頃になってきた。子育て第一段階を終えた今、数年前とは違った思いでこの絵本を開いている。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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