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2000年01月01日

No.10 「こんこんさまにさしあげそうろう」

No.10 「こんこんさまにさしあげそうろう」

PHP研究所
作:森 はな
絵:梶山俊夫

 立春を過ぎても雪の舞う日が続き、梅の花も咲くのをためらっている様子です。こんな寒い季節に子どもを膝に乗せ、寄り添うぬくもりを感じながら読みたくなる本の1冊に『こんこんさまにさしあげそうろう』があります。
 寒い寒い雪の夜、おなかをすかせた子ギツネのために、かあさんギツネは野に池にと一生懸命食べ物を探しまわりますが見つかりません。そんなある日「こんやこそ たべものをさがしてくるからね」と子ギツネに約束し、日暮れを待つかあさんギツネの耳に聞こえてきたのは「こんこんさまにさしあげそうろう」という子ども達の声でした。
 その日は大寒。お稲荷さんにお供えをする野施行が行われる日だったのです。かあさんギツネは手を合わせる思いでお供え物をいただき、子ギツネに持って帰ります。
「おいしかったよ、かあさん。かあさんも おあがりよ」・子ギツネのこの言葉を読むと胸が熱くなります。寒さに耐えながら生きるものたちへの施しは、子どもたちの心にもきっと暖かいものを施してくれることでしょう。
 読み終えて目を上げると、お外はコンコン、春の雪です。(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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