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2000年01月01日

No.34「雪の写真家 ベントレー」

No.34「雪の写真家 ベントレー」

BL出版
作:ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン
絵:メアリー・アゼアリアン
訳:千葉 茂樹
 ベントレーは雪の結晶の美しさに魅せられ、その写真を撮ることに一生をささげた農夫です。
 アメリカの豪雪地帯にある小さな農村で生まれたベントレーは子どもの頃から雪が好きで、顕微鏡を通して見える雪の結晶を飽きることなく眺めていたそうです。一つとして同じ形をしたもののない結晶をみんなにも見てもらいたい、と何度もスケッチを試みますが、すぐに溶けてしまう雪は思うように描けません。
 息子の熱意を理解した両親は、乳牛10頭分よりも値段の高い顕微鏡付きカメラを彼のために買います。しかし、息がかかっても消えてしまう雪のひとひらをカメラに収めることは、思った以上に難しい作業でした。それでも「雪の結晶の美しさを多くの人に知ってもらいたい」と思う一心で試行錯誤を繰り返し、ようやく撮影に成功します。
 カメラを手にして50年たった66歳の時、撮り続けてきた写真の素晴らしさが認められ、一冊の本として出版されることになりました。
 天から舞い降りてくる純白のメッセージを読み解くことに費やされたベントレーの一生は、写真集出版から1カ月後静かに幕を閉じました。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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