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2007年07月15日

「犬を背負った少年 三宅坂参謀本部跡」 林忠彦 (1946年)

「犬を背負った少年 三宅坂参謀本部跡」 林忠彦 (1946年) 

「昭和の写真」展(29日まで)が始まった。昭和20年から52年までに撮影された52点の作品が年代順に展示されている。
 題名と作家名を記した小さなパネル(キャプションと呼ぶ)には、その年の出来事も小さく書かれている。それを一つひとつ読みながら作品を見てゆくと、忘れていた記憶が次々と蘇ってくる。
 それにしても、この犬を荒縄でおんぶする少年の写真から感じる、不思議な懐かしいような感覚はいったい何だろうか?自分が生まれるずっと前の写真であるし、犬を自分でおんぶした記憶もない。けれども、少年の肩にちょこんと前足を乗せている犬の安心しきった表情と、なんの衒いもない少年の姿を眺めていると、毎日がもっともっと虫や動物たちと密着していた子供の頃の時間を思い出す。
 自分が生まれた年の写真も見つけた。キャプションには「関門トンネル開通」「東京タワー完成」と小さく書いてあった。なんだか大昔のことのように思えた。

県立美術館学芸課長 斎藤郁夫


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
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