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2011年03月16日

「生誕100年 香月泰男 追憶のシベリア」展

「生誕100年 香月泰男 追憶のシベリア」展 

現在、「生誕100年香月泰男 追憶のシベリア」展が県立美術館で開催中である。今回の展示では、追憶をキーワードに、戦後の香月がどのようにシベリアを思い返し描いていったのかが紹介されている。
 シベリア・シリーズが制作順に並ぶ会場を見渡して、この作品群に最初に文字(数字)が入ってくるのは「1945」なのだと気がついた。これ以前のものを見返してみると、モチーフの構成に気を配る画家の姿が感じられる。しかし「1945」には、そうした造形的な「かたち」にはどうにも消化できない何ものかを、そのまま文字として大きく画面に書き付ける画家の手の動きを生々しく感じた。
 2階の展示室にある「ダモイ」にも文字が書き込まれている。この作品も「1945」と同じ1959年の制作。この頃から香月のほんとうの意味でのシベリア追憶が始まってゆくのかもしれない。

県立美術館学芸専門監 斎藤 郁夫


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)サンデー美術館
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