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2012年07月11日

No.111「いたずらこねこ」

No.111「いたずらこねこ」

福音館書店
文:バーナディン・クック
絵:レミイ・シャーリップ
訳:まさき るりこ
 ことばを読まなくても絵を追っていくだけでたっぷりおはなしが楽しめる絵本があります。『いたずらこねこ』もそんな一冊です。
 小さな池に住むかめと隣の家のこねこが庭でばったり出会いました。こねこは初めて見るかめに興味津々。用心しいしい近づいていき、じっと観察。やがて前足でかめをポンとひと打ちしました。すると、かめの首と足がこうらの中にひっこんでしまい、こねこはびっくり仰天。しばらくじっと見ていると、かめは首をのばし足を出し、こねこにじわじわ近付いてきました。こねこはまたまたびっくり。後ずさりするうちに池にドボン。一目散に逃げ帰り、二度と庭へ出て行きませんでした。
 横一本にのびた地面の左端に池、右端に垣根。緑と黒だけを使って描かれたシンプルな舞台でドラマは展開します。二匹の目の表情やしっぽの動きは気持ちの動きを見事に伝えます。こねこ対かめのにらみ合い。軍配は気魄のこもったまなざしのかめにあがりました。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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