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2013年06月12日

No.122「きのこ ふわり胞子の舞」

No.122「きのこ ふわり胞子の舞」

ポプラ社
写真・文:埴 沙萠
 きのこのかさから流れ出ている煙のようなもの、これは植物の種子にあたるきのこの胞子です。この本には、きのこが胞子を放つ幻想的な瞬間が、見事な写真で紹介されています。
 ヒナノヒガサは直径わずか0・5センチのかさから雪のような胞子をコケの上に降らせます。うす暗い森の中でホタルのように光るヤコウタケは、胞子も光って見えるそうです。ツチグリやクチベニタケはボールのような胞子ぶくろを持っています。ここに雨のしずくが落ちると、まるで火山が噴火するように胞子がふき出します。
 一晩中、かさが溶けてなくなるまで胞子を出し続けるきのこもあります。その名もヒトヨタケ。一夜で姿を消してしまう生態の不思議を言い得たこの名を、いつ、どんな人がつけたのでしょう。
 胞子の中のあるものはオーロラのように、またあるものは絹のベールのように地面へ舞い降りています。その美しさに魅せられカメラを向け続けた作者の、自然に対する尽きせぬ好奇心が伝わってくる作品です。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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