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2014年04月09日

No.132「たんぽぽ」

No.132「たんぽぽ」

福音館書店
文・絵:平山 和子
 たんぽぽは春を知らせる花。冬の間は北風から身を守るため葉を低く地面に広げているので目立ちませんが、暖かくなると新しい葉を伸ばし光を求めて立ち上がります。
 その生命力を支える根は太く長く、石を押しのけながら地下深くへと伸びているのです。この絵本ではその様子が縦四ページにわたって描かれています。
 光の受け皿のような形をした花は、たくさんの小さな花の集合体。虫眼鏡で見ると一枚の花びらごとにめしべとおしべがあり、実が一つずつできる構造になっているのがわかります。昼間は大きく開き、夕方になると閉じるの繰り返し。やがて花の時期が終わると茎はたおれ、実は総苞の中で育っていきます。
 実が熟すと茎は再びまっすぐに伸び、綿毛が球状に開きます。そして、新しい生命を抱いた綿毛は親株を離れ、風にのって旅立っていくのです。
 簡潔な文章と写実的な絵でたんぽぽの一生を描いた科学絵本。自身の身を守りながら次世代へと確実に生命をつないでいくメカニズムの不思議を、余すところなく伝えています。
(ぶどうの木代表・中村佳恵)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)えほんのとびら
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