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2007年04月22日

秋吉台国際芸術村で一流演奏家のコンサート

 5月3日(祝)午後3時から秋吉台国際芸術村で秋吉台室内楽セミナー特別企画「スペシャル・ガラ・コンサート」が開かれる。
 これは4月29日(祝)から5月6日まで同施設に国内外の一流講師陣が滞在し、県内外の受講生に指導したり共演したりする同セミナーの一環。3日は、東京フィル首席チェリスト・金木博幸氏をはじめ、東京音楽大学学長・海野義雄氏(バイオリン)やスイス出身のクリスティアン・ギガー氏(チェロ)ら講師陣が、バッハやベートーベン、メンデルスゾーンなどの名曲を演奏する。前売りは一般2500円、学生千円で、当日券はいずれも500円増し。チケットの予約は、同実行委員会の上原さん(TEL902-7100)へ。
 なお、1日(火)午後2時からは「教育プログラムコンサート」、2日(水)から6日までの毎日、県内外から集まったセミナー受講生と講師が共演する「室内楽セミナー受講生コンサート」がある。いずれも入場無料。
  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)ニュース

2007年04月22日

札の辻・21

 ナベヅル、ズルズル居座る-と某紙夕刊に少し違和感のある見出しの記事になっていた周南市八代盆地の保護ナベヅル3羽は、ようやく北帰行に向かった。今季の越冬ヅル9羽がシベリアを目指してより19日も遅れた出発で、いらだちを抑えての居残りであったはず。
 野鳥には旅がある。その旅は春秋に繰り返される壮大な自然のドラマである。ナベヅル、マナヅル、アネハヅルたちは地球規模で雲煙はるかな大飛翔をつづける。
 3羽のはぐれヅルは、村人たちの「秋にはまた帰って来い」の熱い視線に送られ盆地の空高く旅立っていった。
 これまでのツル類の行程調査によると、韓国の釜山から非武装地帯を経由して北朝鮮を越え、越冬地から繁殖地に至る日数は平均47.5日で、総延長距離は1600㌔以上の平均2300㌔となっている。
 八代盆地のナベヅルは1889(明治22)年に、原保太郎初代山口県知事により「ナベヅル保護」県条令が制定され、わが国の自然動物保護条令の第1号となり、1921(大正10)年に特定天然記念物鳥類の第1号ともなる。そして明治に50、大正に150、1940(昭和15)年には350羽も渡来したが、現在では10羽程度になったとはいえ、村人とナベヅルの共生はつづいている。
 地球の自然環境保全度は渡り鳥によって教えられることが多い。
 たかがナベヅルされどナベヅルである。 (鱧)  

Posted by サンデー山口 at 00:00Comments(0)札の辻