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2005年03月27日

札の辻・21

 花の季節となった。花といえば桜のことを指す。花見、花曇、花吹雪、花冷えなどという言葉はすべて桜に寄せられたものである。
林芙美子に〝花のいのちは短くて”の詩があるように、桜はあわただしく惜しまれながら散ってゆく。西行は、 
春風の花を散らすと
見る夢は覚めても胸
のさわぐなりけり

と夢にまで落花を気にして歌った。
花を愛でるという心には桜ならずとも、いろいろな花の開花期の短さを気づかうものが強い。生け花を愛する人達には、花のいのちのたまゆらを充実させたいという心が根底にある。永久に咲き残るわけでないから。
4月といえば、1日は社会の秩序を乱さぬ程度の軽いウソはついても良いというエイプリルフールである。
エイプリルフールの起源には諸説があるが、ヨーロッパの伝説では、その本家はフランスだという説が強い。
1564年にフランスが暦を更新した際、新年の祝い事や贈り物を新暦で行わないで相変わらず旧暦の4月1日にした連中がいたことから、エイプリルフールのもとになったという。これが約200年くらいを経てイギリスに伝わり、さらにアメリカに達した。日本へは大正時代に伝わってきて四月馬鹿という言葉が生まれ季語にもなる。
またインド起源説もあり、中国の万愚節となって江戸時代にわが国では不義理の日となったというが定かでない。
ともあれこれからの山口盆地は、里桜、山桜に縁どられてゆく。
         (鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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