2006年04月02日
札の辻・21
陽ざしがすっかり春となりました。お元気でいらっしゃいますか。本年は修士論文の締め切りに追われ年賀状も失礼しましたが、お陰様で2月15日に論文は無事に通り、このたび東北大学大学院を卒業しました。
「土俵という聖域」とした論文の出来はともかく、東北大での日々は私の人生をどれほど豊かにしてくれたかわかりません。今後も東北大相撲部監督として大学に残りますが、テレビドラマにも復帰します。どうぞ再びよろしくお願い申し上げます。この秋お会いできることを楽しみにしております。
06年春 内館牧子
という大相撲横綱審議委員らしい便りを貰った。
この秋お会いできるというのは、11月5日に県教育会館で行われる国民文化祭のシンポジウム「雪舟と文化維新」 で彼女が「歴史の街山口」について記念講演をすることが内定しているからだ。
内館さんは、数年前のNHK大河ドラマ毛利元就のシナリオライターで来山した時、一の坂川のホタルを見て感動し、連続ドラマの1回分を「こぼれ蛍」と題し、大内義隆の長門大寧寺での終焉の場を放映した。ホタルを見た翌日、彼女は吉敷中尾台にある大内義興の墓にも詣で、香山園の毛利家の墓所と比較し、凋落した豪族のうら淋しい墓石に感慨深い様子であった。
以後、彼女は古く長い歴史の点滅を教えてくれた「ホタルの山口」が好きだと話す。 (鱧)
「土俵という聖域」とした論文の出来はともかく、東北大での日々は私の人生をどれほど豊かにしてくれたかわかりません。今後も東北大相撲部監督として大学に残りますが、テレビドラマにも復帰します。どうぞ再びよろしくお願い申し上げます。この秋お会いできることを楽しみにしております。
06年春 内館牧子
という大相撲横綱審議委員らしい便りを貰った。
この秋お会いできるというのは、11月5日に県教育会館で行われる国民文化祭のシンポジウム「雪舟と文化維新」 で彼女が「歴史の街山口」について記念講演をすることが内定しているからだ。
内館さんは、数年前のNHK大河ドラマ毛利元就のシナリオライターで来山した時、一の坂川のホタルを見て感動し、連続ドラマの1回分を「こぼれ蛍」と題し、大内義隆の長門大寧寺での終焉の場を放映した。ホタルを見た翌日、彼女は吉敷中尾台にある大内義興の墓にも詣で、香山園の毛利家の墓所と比較し、凋落した豪族のうら淋しい墓石に感慨深い様子であった。
以後、彼女は古く長い歴史の点滅を教えてくれた「ホタルの山口」が好きだと話す。 (鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻